インビザライン中に歯茎から出血する時の原因と対処法は?
◆健康な歯茎の状態とは?
歯茎は歯を守り、口腔内の健康を維持するための役割がある大切な部位です。
健康な状態の歯茎は淡いピンク色で引き締まっており、表面にミカンの皮のようなスティップリングと呼ばれる凹凸が見られます。
一方で、不健康な状態の時は赤く腫れてブヨブヨとしており、歯みがきの際に出血が見られることも。
こうした状態にならないよう日ごろから注意しましょう。
◆インビザライン中に歯茎から出血する原因
インビザライン矯正では、治療中に歯茎から血が出ることがあります。
出血の主な原因は以下の通りです。
・歯肉炎になっている
歯茎に炎症が起きた状態で、悪化することで歯周病の原因にもなります。
・爪や金具で歯茎を傷つけてしまった
マウスピースの着脱時に歯茎を傷つけることがあります。
・IPRの直後
IPR(歯のスペースを確保するためにヤスリで削る行為)によって一時的に歯茎から出血することがあります。
・強い力で歯みがきをしている
必要以上の力でブラッシングをしてしまうと、歯茎が傷つくことがあります。
・ホルモンバランスが乱れている
思春期や妊娠中などは体内のホルモンバランスが乱れることで、歯肉炎が発生しやすくなります。
◆出血を放置してしまうとどうなるのか?
歯茎から血が出る状態は、歯肉炎になっている可能性があります。
こうした状態を放置すると、歯と歯茎の間の歯周ポケットで歯周病菌が繁殖し、歯周病になるリスクが高まります。
歯周病は歯を支えるあごの骨や歯槽骨といった骨を溶かし、最終的には歯が抜け落ちるリスクのある恐ろしい病気です。
その他にも、歯周病菌から発生する毒素は心筋梗塞や狭心症のリスクを高めることが分かっています。
初期段階では自覚症状があまりないのが特徴なので、定期的な歯科検診などで早期発見できるよう心がけましょう。
◆出血してしまう際の対処法
歯茎から出血が見られる場合は歯肉炎になっている可能性が高いため、日常的なデンタルケアのやり方を見直すことが大切です。
歯みがきの際は強すぎない力でブラッシングをして、歯間ブラシやデンタルリンスなどを用いて口の中に歯垢の元となる食べかすを残さないようにしましょう。
また、インビザラインの治療中はマウスピースを清潔な状態に保ち、装着する時は必ず歯みがきをしてから装着するようにしてください。
定期的に歯科医院でクリーニングしてもらうのも効果的です。
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